しばらく放置していてエンジンが掛からなくなったそうです。
まずは状態の確認をしていきます。
音を聞くと圧縮が無いような音がします。
ガソリンエンジンの3要素は『良い圧縮』『良い混合気』『良い火花』です。
このうち1つでも欠けるとエンジンは掛かりません。逆にいうと、この3つさえ大丈夫ならエンジンは掛かるのです。
では、さっそくエンジンを分解していきます。
もう2サイクルエンジンの分解は手慣れたもので、10分もすればピストンが見えてきます。
分かりづらいですが↑の写真のピストンリングが固着していました。
シリンダーとピストンの隙間から圧縮が抜けていたんですね。
ピストンリングを外すと溝にカーボン(すす)がぎっしり溜まっていました。これではピストンリングも固着してしまいますね。
ピストンリング溝とピストンリングを紙やすりで綺麗にして、ついでにキャブレターの清掃もして組み付けていきます。
そして緊張のエンジン始動
見事エンジンが掛かりました。おめでとう!
自動車研究会では自動車の整備だけでなく、農機具の整備も出来ますよ!
またのご依頼をお待ちしております(笑)
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